グラッシュビスタ

グラッシュビスタ®とは 

まつ毛の不足や不十分な睫毛貧毛症に処方される治療薬です。
上まつ毛の長さ、太さといった豊かさ、濃さを改善する外用薬で、「グラッシュビスタ®」は厚生労働省によって製造販売が唯一、承認されています。

承認を受けた唯一の睫毛貧毛症治療薬「グラッシュビスタ®」

グラッシュビスタ®は、2009年から睫毛貧毛症治療(まつ毛貧毛症治療)に使われている医療用医薬品であり、米国FDA(米国食品医薬品局)の承認を受けています。それが世界に広がって、2013年10月には23ヵ国が承認して治療に使われており、日本で厚生労働省による製造販売の承認を受けたのは2014年3月です。
この睫毛貧毛症の治療は保険適用外です。そのため患者様の同意をもとにした自由診療となります。

グラッシュビスタの効果 

グラッシュビスタの日本人を対象とした臨床試験では、特発性睫毛貧毛症、およびがん化学療法による睫毛貧毛症の成人患者様4ヵ月間使用して評価が行われました。評価は、それぞれの患者様を定められた「日本人用画像数値化ガイド付き総合的まつ毛評価スケール」(GEA-J)をもとに行っています。内容は、標準写真を参考に、医師が患者様の上まつ毛の全般的な印象を【1「低い」、2「普通」、 3「高い」、4「著しく高い」】という4段階で評価するものです。これにより、1段階以上の改善が88例中68例(77.3%)、および18例中16例(88.9%)の割合で認められたという結果が出ています。

注意点

グラッシュビスタは、発毛可能な毛包(もうほう)が存在しないと本来の効果を得られない可能性があります。また、緑内障やぶどう膜炎などの眼科疾患がある場合、妊娠中・授乳中の方、未成年などにはグラッシュビスタを用いることができません。当院ではしっかり事前に検査を行い、適応可能であることを確認してから処方しています。
また、グラッシュビスタの使用を中止した場合、薬を使用する前のまつ毛の状態へ徐々に戻っていきます。

副作用について

グラッシュビスタを使用する際には、起こる可能性のある症状について、医師や薬剤師から事前に十分な説明を受けてください。その上で使用中にまぶたのかゆみ、目がしみる、目がかゆい、目が痛いといった症状が現れたら速やかに使用を中止して、眼科を受診してください。
特にご注意いただきたい重大な副作用や主な自覚症状を下記でご紹介します。下記のような症状があったら使用を中止してすぐに眼科を受診しましょう。

虹彩色素過剰(こうさいしきそかじょう)

日本人を対象にした臨床試験では報告されていませんが、虹彩色素過剰が起こる可能性があります。主に、黒目(虹彩)の色が濃くなる症状が現れます。

眼瞼溝深化(がんけんこうしんか)

日本人を対象にした臨床試験では報告されていませんが、眼瞼溝深化が起こる可能性があります。主に、まぶたがくぼむという自覚症状があります。

眼瞼色素沈着(がんけんしきそちんちゃく)

まぶたへの色素沈着です。目の周囲の皮膚が黒ずむ可能性があります。
こうした症状が持続したら、使用を中止して眼科を受診してください。

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